先代から学ぶ法人理念とわたしたちの取り組み(2013/1/4)
2013年01月4日
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
昨年は法人、施設でさまざまな取り組みを行ってまいりました。たくさんの方々のご協力やご支援があり実現しました。思えばひとつひとつの取り組みは、法人の理念あるいは方針に従って、計画・実行されたことは間違いありません。
理念というものは当然、社会通念上あるいは社会倫理上、成立するものなくてはならないはずです。企業理念から外れてしまう行動は世間から見放されてしまうことでしょう。今回は先代理事長、先代施設長が提唱した理念について考えてみたいと思います。
法人の基本理念は『感謝・誠実・奉仕』、施設の運営方針は『愛情・協調・挑戦』です。私の好きな言葉は基本理念をもとに作られた運営方針です。
まず一つ目は愛情です。この言葉は職員、利用者の方はもちろんのこと職員同士にも言えることです。私たちは毎朝『働く私たちは、一つ愛情と笑顔で接します』と唱和しています。
笑うという言葉を引用した、代表的なもので『笑う門には福来たる』とあります。これを辞書等で調べてみますと、『明るくニコニコしている人には、自然と幸福が訪れる。』とありました。私たちは、誰にでも分け隔てなく笑顔で挨拶ができるでしょうか?笑顔で接することは非常に大切なところです。
笑顔のない人、笑顔の少ない人には近寄りがたいというのは言うまでもありません。笑顔のある挨拶から一日が始まります。『笑顔はコミュニケーションの第一歩』だというところでしょうか。
二つ目は協調という言葉です。私たちは毎朝『働く私たちは、一つチームワークに徹します』と唱和します。ある研修に参加させていただき、『ひとりの10歩よりみんなの1歩』という言葉がとても印象的でした。このひとりというのはいわゆる社長さんです。
社長さんの独りよがりで周りの意見を聞かず10歩進んだとしても、みんなで進んだ1歩にはとうてい及ばない。というものでした。つまり人間は一人では何もできない。周りの人の協力があって初めてことが進むことを意味しています。私たち一人ひとりは、周りの人に生かされているということに気が付かなければいけません。
独りよがりですすみ、周りの人の意見を押し切って進めた場合、どんな結果が待ち受けているのか。おそらくそのつけは、きっと自分に降りかかってくるでしょう。つまりは思いやりや相手の心に寄り添う精神が大切です。『思いやりの心は信頼の第1歩』というところでしょうか。
最後に挑戦です。『成功』の裏には当然失敗があるわけで、失敗を恐れていては何も前に進むことができません。失敗から学ぶことのほうがむしろ多いと思います。無難に失敗しないようあえて挑戦せずに事を運べばそれだけ小さくまとまってしまうことでしょう。『挑戦することは自分自身の向上の第1歩』です。
私たち法人の職員は、この先代理事長、施設長が掲げてくれた理念、方針を下に『笑顔はコミュニケーションの第1歩』『思いやりの心は信頼の第1歩』『挑戦は自分自身の向上の第1歩』の3つを念頭に置き、今年もさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。
※2013年のグリーンヒルみふね旧広報誌に掲載されたものです。