施設部長・中村幸子(2016年度~2019年度)

施設・地域福祉課部長

10年後のビジョンは?

個性豊富な団塊の世代が10年後に多くなってくると思います。例えば、食事、飲み物、パソコン、IT機器、ファッションなどあらゆるニーズがあるでしょう。それに出来るだけ沢山のニーズにお応えできるようにしたいです。最近はヨガへの需要も高まっています。その理由は、身体を激しく動かさなくても代謝を上げる事ができるからです。とにかくいろんなことをしたいですね。

3年後は?

個人的にはもっと自由度が増してると思います。たとえば、外でご飯を食べる機会が増えたりです。近くに地域交流センターがありますが、そこの日本庭園は素晴らしいです。そこでスタッフもみんなで昼食を食べたりしたいですね。

グリーンヒルみふねの魅力は?

やりたい事が自由にできることです。

決してそれは止めてください。なんて絶対に言われないですね。最近だと接遇マナー委員会を立ち上げて、面白い企画を考えてます。聞いたらビックリするかと思いますが、最近のアイデアでは、居酒屋さんをよろうとスタッフで盛り上がっています。お酒が大好きな利用者様がいて、その方を喜ばせたいと思って企画している最中です。

やってもやらなくても良いのに、なぜそのような取り組みが自主的にできるのでしょうか?

それは、アクティブティがとても重要だと思いますし、みんな仕事が好きだからではないでしょうか。これからの介護は、共に一緒になってやる頃が大事だと思います。

勤続年数は?

17年です。周りに助けられてここまでやってこれました。私は本当に恵まれています。そして、緑に囲まれている環境がとても大好きなのです。

これまで嬉しかったことは?

以前、デイサービスからショートステイに変更された女性のご利用者様がいました。
その方は、肺にご病気をされていて入退院を繰り返されていました。

とても職員と仲が良く、イベントが大好きで「よっ!日本一」などよく声を掛けてくださるようなムードメーカーなご利用者様でした。
おしゃれが大好き、楽しい事が大好き、目立つ事が大好き。私は、とにかく元気なお姿が印象的でした。

しかし、体調を崩され入院してしまいます。

しばらく経ってから1日だけ外出できる事になり、久しぶりにグリーンヒルみふねに遊びに娘さんを連れて来られました。
その時、ケーキが出たのですが、とても美味しそうに食べておられました。

娘さんはその姿に、ごはんを食べることもままならなかったのに、久しぶりにケーキを食べてくれてとても嬉しかったと話してくれました。
もともと、そのご利用者様は人との交流が少ない山奥に住んでいる方でした。ですので、娘さんの目にはグリーンヒルみふねで活き活きとされる姿が「まるで母の青春はここにある」ようだと話してくれました。

それからも病院から外出できる時は、かならずグリーンヒルみふねにお越し頂きました。
大好きな職員さん達と遊んだり写真を撮ったりしながら、職員が作ったアルバムをご利用者様に渡して喜んで頂きました。
残念ながらそれからしばらくしてお亡くなりになられました。お葬式に行かせていただいて会場に入ると、グリーンヒルみふねで撮影した多くの活き活きした姿の写真が沢山飾ってありました。

その時に感じたのは、グリーンヒルみふねで心から楽しんで笑顔でみんなとの交流を最後まで楽しんでもらえたんだ!

本当に良かった。

ご利用者様のように、もっとたくさんの人に感じてもらいたい。
それが、私が今まで追求してきた理想の介護の姿なのだと感じました。

失敗した事は?

あるご利用者様の支援方法に関して、職員で考える機会がありました。
そのご利用者様の対応については、何度か検討の対象となっていたため、私の経験から以前上手く対応できた方法を新しい職員に指導する機会をいただきました。

ですが、実行してもらった結果、上手くいかずに失敗する結果となりました。

その時に感じた事は、私が昔やっていたやり方と今の新しい職員さんのやり方や、新しい世代の考え方、取り組み、環境は違うのだと思う事ができました。

若い人たちの素晴らしい考えを私たちこそ吸収し、耳を傾けていく必要があるのだと思いました。
常に、勉強できる環境に身を置かせてもらっている事に感謝しつつこれからより良い介護とは何かを皆で追求していきたいと思います。

入所を検討している人へ

グリーンヒルはみんながイキイキとして働き、思いやりをもったスタッフがたくさんいます。日々成長して小さかった魚のようなスタッフも大きな力になっています。これからも心地よい介護を作っていきますのでどうぞ宜しくお願いします。