ドクターフィッシュ~新たなアニマルセラピーの創造~
キーワードは「コミュニケーション」デイサービス
地域住民とつながる交流スペース「地域コミュニティの場」としても使用しています。
デイサービスセンターとグループホーム、小規模多機能ホームに導入しています。キーワードは「コミュニケーション」でした。
新たなアクティビティツールとしてドクターフィッシュを設置したことで、ご利用者同士のコミュニケーションが増加しました。
今では活用方法のアイデアが増え、ご家族の面会で利用したりスタッフへの福利厚生として活用しています。
また地域貢献に力を入れる当法人は、デイサービスご利用者と地域住民がつながる交流スペース「地域コミュニティの場」として、介護保険外サービスいわゆる自主事業・自費事業を進める取り組みにも使用しています。
社会福祉法人 惠寿会
グリーンヒルみふね施設長 吉本 洋
ドクターフィッシュがケアプランに盛り込まれて約4年間=74,880分のセラピー
あるご利用者さまの「サービス計画書(ケアプラン)」には、ドクターフィッシュということばがきちんと盛り込まれています。週3回デイサービスセンターに通ってこられる80代後半の方ですが、ほぼ毎回、2時間弱のドクターフィッシュの時間をとても楽しみにされています。
約4年間で74,880分(概算)体験されている計算になります。ご家族様も、ケアマネや施設職員も、皆、ご本人様がドクターフィッシュを好んでいらっしゃることをよく知っています。視力がかなり弱い状態ですが、ドクターフィッシュの数が減ったよね?と職員に指摘されたこともあります。
「足の触覚だけで、魚が減ったことがわかったのか?」と考えると、当施設が推進している「アクティビティ・ケア」の観点からも、とても有効な活用の仕方をされているのだと思います。
ご本人がとても気にいっていらっしゃること、そして、ドクターフィッシュを楽しみに、毎回デイサービスセンターに通ってこられること、また、そのご希望をかなえてあげられるケアプランを作成でき、ご家族や職員の理解もよく、ご本人の健康増進や機能維持にも効果があると実感できていること。それは、何よりうれしいことです。
ドクターフィッシュが『娯楽型健康サービス』と呼ばれる理由
ドクターフィッシュで足の角質を取り除き、健康な皮膚へ様変わり
かの有名なクレオパトラも愛用していたといわれるドクターフィッシュ。足の健康と美容にも気を遣ってみませんか。常設しておりますので、どなたさまも、いつでも、どうぞお越しください。
ご利用者様の声
質問:体験してみてどうですか?
気持ちんよかたい。(きもちいいよ。)
ああたも足ばいれてみなっせ!!(あなたも足をいれてみてごらん!)
質問:ドクターフィッシュは、毎回されますか?
毎回たい!こるが楽しみたい!!(毎回だよ。これが楽しみなんだ。)
ほして、気持ちんよかばい。(そして、気持ちいいんだ。)
質問:どんなところが気持ちいいですか?
くちゅくちゅすっところたい。(くちゅくちゅするところだよ。)
寝るときも足のすーっとすっとたい。(寝るときも足がすーっとするんだ。)
なんでだっでんせんとだろか?(なんで誰でもしないんだろう?)
こればするお陰で足のつるんつるんすったい。(これをするお陰で足がつるつるするんだ。)
こけおるとみんなが寄ってきて話ばしてくっるっとたい。
(ここに居るとみんなが集まってきて話をしてくれるんだよ。)
実際に当施設内常設ドクターフィッシュを体験されているご利用者さまの様子
ドクターフィッシュの導入を担当した施設職員(世話人)の言葉
ドクターフィッシュを最初に施設で導入すると言われたとき、正直どう思われましたか?
施設長が年配の方であったならこの発想はおそらくなかったと思います。言われたときには、私は違和感は全くありませんでしたが確かに「今度は何を始めるんだろう???」と疑問に思う職員もいたと思います。
ドクターフィッシュを管理するうえで一番大切に想っていることは何ですか?
生きものを管理するのは子どもを育てるくらいに難しいです。でも、育てれば育てるほど愛着もわいてくるので、朝から出勤した時にはまず臭いや魚の色を気にかけてみています。状態が良い時には臭いもないし魚が透き通ったように綺麗にみえます。みなさまが足を入れられた時にすぐに吸いついてくれるよう、ベストな状況にしておきたいと思っています。
ドクターフィッシュを管理するうえで気をつけていることは何ですか?
管理ということでいうと、まずは、定期的に水も交換しなければいけないし掃除もしなければいけません。もともとドクターフィッシュを導入する予定では無かった場所なので、水回り(水道の蛇口や排水口など)が近くにないので、ホースを繋いで少しずつ水を交換しています。
昔の人が言ってた言葉に「一番風呂はあんまり良くない。何人か入った後がお湯が柔らかくなって気持ちがいい」と言ってたことを思い出します。水槽の水も一気に変えてしまうと魚臭くなります。魚がその水になじもうとエキスを出しているのかもしれません。この「水の交換」が、魚を長生きさせるカギで、毎日少しずつ変えてやるのがポイントかなぁと思っています。
実は以前、水を止め忘れてまわりが水浸しになったこともあるし、最初はぬるいお湯だったのが熱くなっていて魚がほぼ全滅したこともありますが、魚たちが心地よくこの水槽のなかで過ごしてくれることが、間接的に、ご利用者さまのケアにつながっているのだということを、いつも頭に置いています。
ドクターフィッシュの導入をサポートした金子さんの言葉
施設長の吉本さんからドクターフィッシュ導入のお話をいただきました。
「ドクターフィッシュの効果は、利用者さんへの角質ケアだけでなく、職員さんに対する仕事効率化にまで繋げることができそうだから設置してほしい」とのことでした。
デイサービス事業をされているお客様は初めてでしたが、設置をさせていただきました。
ドクターフィッシュ飼育の担当者を決める
ドクターフィッシュを導入設置する上で、私からひとつお願いしたことがありました。それは、ドクターフィッシュのお世話をするご担当者を決めていただく、ということでした。
そのご担当者に、ドクターフィッシュの飼育方法や取り扱い注意点をご指導させていただきました。 魚を飼育するのは初めてだったようで、はじめは苦労されていましたが、私が施設訪問するたびにドクターフィッシュがどんどん成長していたので安心しました。
このページをご覧いただいている方へのメッセージ
高齢化社会に突入し競争激化する中、ひとりでも多くのお客様に喜ばれる施設作りや満足いただけるサービス提供のために、何かを取り入れなければとお考えの方は多いのではないでしょうか?
皆さまの近隣の同業他社と差別化を図り、ご利用者さまに喜んでいただける施設づくりのお手伝いができれば考えております。
もっと知りたい方へ
■ドクターフィッシュを取り扱う方への情報サイト「GaraNote(ガラノート)」