2018年春号vol.1

広報誌

2018年創刊号を作るにあたって

ホームページで発信していこうと思った時に、
ITが苦手な人、SNSやWEBサイトを見れない人にも、伝わる広報誌という媒体を作りたいと思ったのがきっかけです。

広報誌の内容や構成を決めながらの作業だったので、最初はすごく時間が掛かりました。
そこで決まったのが、”人にスポットを当てていきたい”というテーマです。

ひとりひとりの声が伝わる広報誌にしたい!
広報誌を通して、想いを見える化したい!

そこから感じられるものがあると思って考えてたら、
どんどん伝えたいことが多くなって当初の予定よりページ数が増えていきました(笑)

広報誌はもともとあったのですが、持ち回りで各部署が担当していました。
その当時は、なかなか広報誌を通して伝えていく、自分のやっている仕事を伝えていくということが少なかったように感じます。

お年寄りと向き合うという仕事はとても大事なことですが、広報誌を作る作業は負担になっていたと思います。
介護する人と発信していく人。想いを伝えていく人は、いまは別々にするように心がけています。

一般の人は、「介護ってなんだろう?」という人もいるし、家庭介護の延長と考える人もいるかもしれません。
プロとして施設のできること。家族でできる事もあると思います。

少しでも介護のことを知ってもらう機会になりますし、みんなが見て楽しい、学べる、伝わるものにしたい、
広報誌は、想いをカタチにする作業だと思ってスタートしました。

表紙/裏面

「グリーンヒルみふねって楽しいところだよね」って思ってもらえるのって、お年寄りの表情じゃないかと思いました。自分達でアピールするより、ご利用者さんの笑顔が一番伝わると思ってこの表紙のデザインになりました。

裏面のテーマは、”地域でがんばっているお店や会社さんを取り上げたい!”です。
一般的には、広告費用って高いですよね。でも、この欄だったら無料ですし少しでも地域のみなさんのお役に立ちたいと思ったんです。

でも、誰でもどこでも良いという訳ではなく、私も知ってるし、相手も知ってる。
お互い知っているからこそ、この広報誌に掲載することにより、より良い関係性が構築できるのではないでしょうか。

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吉本施設長~自然の醍醐味~

吉本 洋 施設長

普段なかなか”自分の想い”を伝えるという機会がないので、広報誌を通じて、”自分の想い”をしっかりと伝えていきたいと考えました。
私自身が、日本シェアリングネイチャー協会で培った”自然案内人”と高齢者アクティビティ開発センターで学んだ”心の管理栄養士”というものが、日頃、私のやりたいと思っていることに合致しました。

これだけ大自然に囲まれた施設ですので、どうやって活かしていくべきか、ハード面(施設)は備わっていたものの、ソフト面(職員)を、どう組み合わせていくかが課題でした。

私の想いだけでは当然のことながら、上手くいくはずがないので、資格取得を取りつつ主体的に関われるよう横断的な組織をつくり、職員が必要性を感じた時にはじめて機能するものだと思っています。

ネイチャーゲームに関しては3年。アクティビティ・ケアに関しては2年の歳月を要しました。
この5年という時間は長いようで短かったです。みんなで作り上げていくという楽しみをこれからも考えていきたいと思っています。

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各事業所紹介・栄養課から今月のおすすめ介護職レシピ

介護保険制度はとても複雑で、施設といっても様々な部類があります。施設系サービス、居宅介護支援サービス、居宅系サービス、地域密着型系サービスなどがあり、その中に特別養護老人ホームやデイサービス、グループホームなどの形態があります。

一般の人が見た時に、特別養護老人ホームやグループホームの区別はなかなか難しいと思います。
ましてや、その中で他の施設との違いを見極めるのはさらに難しいことです。

グリーンヒルみふねの特別養護老人ホームとは?
グリーンヒルみふねのデイサービスセンターとは?

しっかり家族やご利用者様が他の施設との違いがわかるように、”そこで働いている人”、”そこに住んでいる人”が見えるようなものにしたいというのが当初からありました。

その理由は、数年前、あるご利用者の家族から、「どこのグループホームも一緒だよ」と言われたからかもしれません。

「何をもってグリーンヒルみふねのグループホームは、他の施設と違うのか?」
自問自答していた時期を思い出します。

そこで私たちの取組みをPRしようと、ホームページや広報誌を使うことで、
「ここが違うんだよ!」と知っていただくきっかけになれば良いと思いました。

この広報誌を見て「グリーンヒルみふねに遊びに行ってみたい!」そう思ってもらえたら嬉しく思います。

栄養課は、施設の中でご利用者様の食形態に応じて食事を提供しています。
介護食というものは、施設だけで作るものと思いがちですが、中には自宅でも簡単に提供できるものがあります。

栄養課のノウハウをフル活用し、いつでも誰でも作れるようにできないか?という想いからスタートしました。
誰でも簡単にできる介護食コーナーとして、定着できれば幸いに思います。

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特集~第1期アクティビティ・ケア推進施設認定~

記念すべきアクティビティ・ケア推進施設の第1期として認定して頂いたので、特集を組ませていただきました。アクティビティ・ケア推進施設の認定条件は、4つの要件を満たす必要があります。

スタッフの養成・組織マネジメント・地域との関り・アクティビティコンテンツの充実が挙げられます。
今まで活動してきたことが評価され、認定施設として今日に至ります。

◆アクティビティディレクター
桂 裕二(かつら ゆうじ)さん

老健たいようはアクティビティ・ケアで「したい」を「できる」へ!をモットーに日々活動しています。
アクティビティ・ケアに出会ってから職種を問わず、お客様が「わくわく・どきどき」出来る環境をどのように提示できるかを話し合う機会が増えました。

老健たいようは北海道釧路市にあるため距離のハンディキャップを感じることもありますが、インターネットを活用し情報を共有することで、全国に広がるアクティビティケア推進施設の取り組みをリアルタイムで知ることが出来ると考えています。

今後みなさんとのネットワークでアクティビティ・ケアの概念を点から線、そして面へと発展させていきたいと思っています!

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グリーンヒルましき・マシ木ルク

東京おもちゃ美術館・完全監修のグループホームです。木の香りが漂う温かみのある施設です。

東京おもちゃ美術館の館長でもある多田氏と地域交流室のあり方について真剣に議論しました。その結果、地域交流室を斬新なアイデアで”赤ちゃん木育ひろば”として考えました。

その広場の名前は、”マシ木ルク”です。
益城町、木、ルック(知って欲しい)。そういった意味を込めて名づけました。

構想は、熊本地震前であり、完成は熊本地震後でした。
益城町の復興のシンボルとしてこれからも地域に根付かせていきたいと思っております。

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みふねの四季折々・ピックアップ・講演情報

地域で活躍する人やグリーンヒルみふねに納品してくださる業者の担当者、短時間労働の職員にスポットを当てたページにしています。

どんな仕事においても、プライドをもって仕事に向き合っている人たちの言葉をカタチにするページでもあります。

グリーンヒルみふねは、こうしたみなさんに支えられています。

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